ドバイで医師として、看護師として働きたい!part2

海外開業や国外のライセンス取得コンサルタント業者に注意!!

ドバイで働きたい医療従事者を対象としたコンサルタント業者は国内外にありますが、詐欺も増えています。試験なしでライセンスを取得できる人脈があるなどと持ちかけ、賄賂金を要求する悪質な業者も増えています。賄賂を支払っても実際にドバイのクリニックで働ける医師ライセンスは取得できません!正式なルートで取得したライセンスのみが有効です。

 

ドバイ初の日本の美容クリニック『Tokyo Cosmetic Surgery Dubai』院の開業実績を持つイデアヒューマンリソースがサポートしているDubaiで働くためのライセンス取得までの手順について解説します。ドバイで美容外科医、歯科医師、看護師などの医療従事者がライセンスを取得するには、一定の手続きや要件を満たす必要があります。特に外国籍の医師や医療従事者がライセンスを取得する場合、手続きが複雑であるため、適切なサポートが重要です。

 

ドバイでの医療ライセンス取得の基本要件

ドバイで医療従事者として働くためには、Dubai Health Authority (DHA) や Ministry of Health (MOH)から医療ライセンスを取得する必要があります。以下はそのプロセスの概要です。

 

資格の確認と承認

ドバイでライセンスを取得するには、まず持っている資格がUAEで認められているかどうか確認する必要があります。一般的には、外国で取得した医学や歯科、看護の学位や資格を証明し、当局の承認を受ける必要があります。

 

プロフェッショナル資格の検証

DHAは申請者が適切な資格と経験を持っていることを証明するためのプロセスを設けています。これには、以下のような書類の提出が必要です:

卒業証明書や学位証明書 (英語版)

医師免許証、看護師免許証(英語版)

勤務経験証明書(勤務先から発行)

パスポートのコピー

プロフェッショナルの推薦状

※上記以外にも必要な書類があります。

 

資格試験の受験

DHAは資格のある外国人医師、歯科医師、看護師に対して、ドバイの基準に沿った資格試験を課すことが一般的です。例えば、DHAは「Prometric」というオンライン試験を通じて医学知識を評価します。試験に合格することがライセンス取得の条件となります。

 

医療ライセンス取得の難しさ

書類の準備と審査海外で取得した資格や経験を証明するための書類の準備が非常に細かく、全て正確に揃えるのが難しいことがあります。さらに、審査プロセスが時間を要する場合もあるため、慎重な準備が必要です。

 

試験の難易度

ドバイでの資格試験は高度な医学的知識が求められるため、特に他国の医療システムと異なる部分がある場合、試験に合格することが難しいと感じる人もいます。

※サポート契約後に過去問題、参考書を提供します。

 

イデアヒューマンリソースのライセンス取得サポートの内容

・書類の準備と提出のサポート

・資格試験の準備支援

・試験日の予約登録

・DHAとのやり取りやスケジュール管理

・データフローのアカウント登録

・ライセンス取得後のDHA登録

 

まとめ

ドバイでの美容外科医、歯科医師、看護師のライセンス取得は、複雑な手続きが必要であり、試験や書類審査も厳しいため、事前の準備が非常に重要です。専門のコンサルタントやエージェンシーを利用することで、プロセスをスムーズに進めることができます。また、DHAやMOHの公式情報を活用し、最新の規制や手続きを確認することも欠かせません。

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美容医療業界で増加する「医師ではないクリニック経営者」

ここ数年、美容外科業界で「医師ではない経営者」が増加しており、それに伴って開業詐欺や悪質なコンサルタントによるトラブルも増加しています。特に、美容外科は他の医療分野と比べて自由診療が多く、経営的な側面が強調されがちです。そのため、医師自身がビジネスの知識に乏しいことを逆手に取って、不正行為を行うケースが見られます。面識のある医師からの紹介であっても然るべき第三者に相談することをおすすめします。

医師ではない経営者の問題点

美容外科を含むクリニック経営には、多くの資金が必要となるため、医師が外部の投資家や経営者と提携することがあります。しかし、医師免許を持たない経営者が関与すると、様々な問題が発生するリスクがあります。
 

経営者の医療行為への介入

資金を提供する経営者が、医療知識を持たずにビジネスの効率化や利益追求のために医療行為に口出しする場合があります。これは法的にも倫理的にも大きな問題となり、クリニックの信頼を損なうだけでなく、医師自身が法律違反に巻き込まれるリスクがあります。

医療行為の知識が乏しい経営者は目先の売上を重視するあまり顧客がつかず新規集客の広告資金も尽き、借金だけが残り会社員へ戻るという事も多々起きています。
 

開業詐欺の増加

悪質なコンサルタントや投資家が、開業支援をうたって医師をターゲットにし、高額なコンサルティング料金や設備投資を求めた後に、実質的なサポートを行わない、あるいは契約が違法または不当なものであったことが発覚するケースが増えています。これにより、開業したクリニックが短期間で経営破綻することも少なくありません。
 

名義貸しの問題

非医療従事者が、医師の名前を使って違法な医療行為やビジネスを行う「名義貸し」も問題です。この場合、医師が知らないうちに法的責任を負わされることがあり、大きなトラブルに発展する可能性があります。
 

予防策と対処法

信頼できるパートナーの選定が重要です。

美容外科の開業を考える際、パートナーとなる経営者やコンサルタントの経歴や信頼性を十分に確認することが大切です。過去に成功した実績や他の医師からの信頼が厚いかどうかを確認することが重要ですが、最近では面識のある医師からの紹介でも詐欺に近い開業支援業者や経営者も増えています。予防するには出来るだけ多くの方に客観的に査定してもらう事です。
 

法的なチェックと助言

開業前に必ず医療法に精通した弁護士や会計士に相談し、契約内容やビジネスモデルが適法かどうかを確認することが不可欠です。また、契約の際には、責任の所在や利益分配の条件が明確に定められているかを確認しましょう。

 

医師自身の経営者の場合は、経営的な知識を向上させる

経営に関する知識が不足している場合、外部の専門家に頼ることもありますが、医師自身も基本的な経営知識を持っていることがリスク回避につながります。経営セミナーや勉強会に参加し、クリニック経営の基本を学ぶことが推奨されます。 

 

開業支援やコンサルタントに関して、不審な点や不安を感じた場合は、契約を締結する前に複数の専門家や信頼できる医療関係者に意見を求めることが大切です。また、詐欺や不正行為の兆候がある場合には、速やかに警察や弁護士に相談することが重要です。 

 

疑わしい場合の対応

美容外科の開業を考える際、パートナーとなる経営者やコンサルタントの経歴や信頼性を十分に確認することが大切です。過去に成功した実績や他の医師からの信頼が厚いかどうかを確認することが重要ですが、最近では面識のある医師からの紹介でも詐欺に近い開業支援業者や経営者も増えています。予防するには出来るだけ多くの方に客観的に査定してもらう事です。
 

まとめ

美容外科医が開業詐欺に遭うリスクは、特に医療知識と経営知識のギャップが存在する場合に高まります。信頼できるパートナー選びと法的なサポートを得ることで、こうしたリスクを最小限に抑え、健全なクリニック経営を実現することが可能です。

美容カウンセラーという職種の問題点②

美容医療においては、患者が十分に情報を得て納得した上で治療を受けることが重要です。そのため、治療を検討する際には、医師との直接対話を求める姿勢が大切です。カウンセラー制度が導入されているクリニックでは医師が契約後まで現れず、治療室で初めて顔を合わすケースもあると聞きます。患者に十分な医学的説明や情報提供が行われずに手術を受けてしまい公開している患者様も多く存在します。

ビジネス優先の姿勢

美容クリニックの多くは、一般の病院とは異なり、治療が保険適用外のため、商業的な側面が強い傾向にあります。そのため、クリニックは売上や利益を上げることが重要視されることがあります。このようなビジネス優先の姿勢が、医師の説明が不十分になったり、治療の選択肢を過小評価・過大評価することにつながる可能性があります。医師がカウンセラーに説明を任せ、直接のコミュニケーションを避けることは、患者との信頼関係に悪影響を及ぼします。

カウンセラー制度の弊害

カウンセラー制度が導入されているクリニックでは、カウンセラーが治療内容や費用についての初期説明を行うことが一般的です。しかし、カウンセラーは医師ではなく、医療の専門的な知識が不足している場合があります。これにより、誤った情報や不完全な説明が行われるリスクが高まります。また、カウンセラーが患者と長時間接する一方で、医師が治療前に短い時間しか接しないため、医師の説明が表面的になりがちです。

医師の時間的制約

多くの美容クリニックでは、医師が多数の患者を診察・施術しなければならない状況があります。時間的な制約がある中で、患者一人ひとりに対して十分な時間を割いて説明を行うことが難しいこともあります。結果として、医師が説明をカウンセラーに任せたり、簡略化した説明をするケースが見受けられます。

説明不足によるトラブル回避の難しさ

美容医療は高額であるだけでなく、患者の外見や心理的満足度に大きく関わるため、トラブルが発生しやすい分野です。医師が誠実に十分な説明をしないことで、患者が治療後に結果に対する不満や後悔を抱く可能性が高まります。特に、リスクや限界についての説明が不十分な場合、期待が過剰に膨らんでしまうことがあります。こうした説明不足によるトラブルは、結果的にクリニックの信頼性にも悪影響を与えるため、医師がより積極的に説明する姿勢が求められます。

説明不足に対する改善策

インフォームドコンセントの徹底

患者が治療のリスクや効果について十分に理解し、納得して治療に臨むためには、医師が直接かつ詳細な説明を行うインフォームドコンセントが重要です。カウンセラーだけでなく、必ず医師が患者と向き合い、リスクや副作用についても正確に説明することが必要です。

医師とカウンセラーの連携強化

カウンセラーと医師がしっかりと連携し、治療に関する情報共有を行うことで、患者に対する説明の一貫性が保たれます。また、カウンセラーに医療の基本的な知識を習得させることで、より正確な説明が行われるようにすることも重要です。

患者との信頼関係の構築

医師が誠実に患者と向き合い、コミュニケーションを大切にすることで、患者との信頼関係が深まります。これにより、患者は安心して治療を受けることができ、治療後の満足度も向上します。美容医療における透明性と誠実な対応が、今後さらに重要視されるべき課題です。信頼性の高いクリニックを選ぶ際には、医師が直接しっかりと説明してくれるかどうかが重要なポイントとなります。

美容カウンセラーという職種の問題点①

近年の美容医療業界において、カウンセラー制度が導入されているクリニックが多く存在しますが、この制度は10年以上前から問題視されることがありました。具体的には、医師ではなくカウンセラーが患者に治療の説明やカウンセリングを行うケースがあり、これが医療行為における説明責任や治療の安全性に関する疑念を引き起こしていました。

カウンセラー制度の導入は商業的な側面もありますが、美容カウンセラーという職種の誕生の背景には、自由診療の診察をしたことがない医師の知識不足や、特に保険診療が長い医師は、病気ではない患者様の個人的主観と仕上がりに対しての大きな期待、認識の相違をコミュニケーションで解決が出来ないケースが多かったことも要因の一つです。今では口下手な医師のサポート役ではなく営業力のない医師のカウンセリングは不要、カウンセラーが契約まで持ち込む違法行為が横行し、トラブルが多発しています。

カウンセラー制度の問題点

医師による説明不足: 医師が直接患者に治療内容やリスクを詳しく説明せず、カウンセラーがその役割を担うことがありました。このような場合、医師の知識や経験に基づく説明が不十分になり、患者が適切な情報を得られないリスクがありました。

利益優先のカウンセリング: 一部のクリニックでは、カウンセラーが売上や契約を優先し、高額な治療を勧めることが指摘されていました。このため、患者にとって最善ではない治療が推奨される可能性もありました。

インフォームドコンセントの欠如: 患者が治療に対する十分な理解と納得のもとに同意するインフォームドコンセントのプロセスが不十分になるリスクがありました。カウンセラーが医療知識を十分に持たない場合、治療リスクや期待される効果について適切に説明できないことが問題でした。

改善への動き

このような問題を受け、近年では多くの美容クリニックがカウンセラー制度の見直しを進め、以下のような改善が行われています。

医師による直接説明の義務化: 患者が治療を受ける前に、必ず医師が直接説明を行うことを義務付けるクリニックが増えています。これにより、医療行為に関する正確な情報が提供されることが確保されています。カウンセラーの教育と資格制度の強化: カウンセラーが医療に関する正しい知識を持つよう、教育制度や資格制度が整備されてきています。こうした改善により、カウンセリング制度がより患者の安全を重視する方向へとシフトしています。

2024年10月・11月 美容外科 医療技術研修のお知らせ

「美医転科」(株式会社イデアヒューマンリソース)では、韓国での医療技術研修を随時開催しております。美容クリニックの開業も多い中、術後トラブルも年々増えております。中々学ぶ場所がない・技術を見せてもらえないといった先生方のお悩みも多く、スキルアップにぜひご活用いただけますと幸いです

韓国医療技術研修

10月23日 肋軟骨を使用した鼻中隔延長

(研修内容)

・座学

・オペ①肋軟骨採取

・オペ②鼻中隔延長

・終了証贈呈

※10月22日に、韓国の医療機器の店舗へ通訳付きでご案内も可能です

11月6日 目つき矯正・目尻とたれ目切開

(研修内容)

・座学

・オペ①目つき矯正 切開

・オペ②目尻・たれ目 切開

・終了証贈呈

11月7日 肋軟骨・プロテーゼを使用した鼻のオペ

(研修内容)

・座学

・オペ①肋軟骨を使用した鼻のオペ

・オペ②シリコンプロテーゼを使用した鼻のオペ

・終了証贈呈

11月20日 これから美容外科を学ばれる先生に向けた、目のオペ

(研修内容)

・座学

・オペ①目尻切開とたれ目形成

・オペ②下眼瞼

・終了証贈呈

韓国医療技術研修とは…

美容クリニックがひしめき合う江南エリアでは、一人の先生が複数個所のオペを行うことは少なく、鼻・目・豊胸の専門クリニックが多くございます。その中で、研修を行う施術箇所に合わせて日本人患者が多く、スキルの高い先生を厳選して研修を行っております。研修の内容としては、以下のとおりです。ランチ休憩をはさみ、8時間程度の内容です。昼食は、現地スタッフがお勧めの店舗にお連れ致します!

座学

研修は、座学から開始いたします。本日行うオペの内容や施術のポイント、患者様の情報をお伝えいたします。医療通訳がおりますので、日本語での質疑応答にも全てご対応いたします。研修先クリニックの先生方も、惜しみなく知識をご共有くださいます。

オペ見学

オペ見学はライブビューイングではなく、オペ室に入って頂きます。その為、1回の研修については人数制限をかけております。(最大5名程度)

施術でも先生方から沢山のご質問を頂き、都度先生から詳細にお答えいただいております。日本人の好みとする計上の他、日本では行っていない施術方法も併せてご案内いただきます。

終了証贈呈

全ての研修が終了しましたら、先生お一人お一人に、終了証を発行いたします。ぜひ日本にお持ち帰り頂き、クリニックに飾っていただけますと幸いです✨

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美容外科・美容皮膚科「韓国技術研修プログラム」 

韓国研修お申込みフォーム

こんな先生にお勧めです

1人で開業したものの、中々他の医師との交流もなく新しい知識を身につけて行きたい

これから開業する中で施術の幅を増やしたい

美容業界に興味があるが、保険診療の経験しかないので不安・・・

先生のスキルに合わせた研修をいたしますので、参加したものの何も分からなかった、という不安は極力解消いたします。ぜひお気軽にご相談下さい。

美医転科とは…

ドクターA率いる麻生美容クリニックが運営する、美容クリニックに特化した転職エージェント。医師・看護師・カウンセラー・エステティシャン(メディカルエステ)・受付業務を中心に、それぞれの科目やクリニックの特徴をお伝えし、あなたにピッタリのクリニックをご案内いたします。

また、転職以外にも多方面で先生方のサポートを致します。

 

◎開業支援・相談(得意な範囲は開業後の事業拡大・トラブル対策・スタッフ育成です)

コラム:悪徳医療コンサル業者にご注意を

◎ドバイで働きたいという医療従事者への免許取得サポート

ドバイで働く:医療従事者ライセンスサポート

◎韓国医療技術研修

美容外科・美容皮膚科「韓国技術研修プログラム」 

韓国研修お申込みフォーム

◎ハワイ解剖実習(募集終了)

美容外科医に必要なスキルはバズ力?

最近、美容医療や整形手術の分野では、技術の質だけでなく、SNSやインフルエンサーの影響力が大きくなっていることが注目されています。美容外科医の中には、手術の腕や経験よりも、SNSでの発信力や人気が成功に大きく影響するケースも増えているようです。

具体的には、以下のような現象が見られます

  • SNSでの発信が重要視される 美容外科医は、自身の施術結果をInstagramやTikTokなどで発信し、フォロワーを増やすことで、集客を行っています。患者も手術結果の写真や動画を確認できるため、SNSが施術の「証拠」として機能しています。                                              

 

  • インフルエンサーの紹介が集客を左右 美容クリニックがインフルエンサーを施術して、彼らがSNSで結果を報告することで、集客が大きく向上することがあります。インフルエンサーのリアルな口コミが、他の潜在的な患者に大きな影響を与えるためです。

 

  • 美容外科医のブランド力の形成 技術力が高くてもSNSでの発信をしない場合、他のSNSで活躍する医師に比べて見劣りすることがあり、患者が集まりにくくなることもあります。逆に、SNSでの影響力が高い医師は、ブランド力が強化され、患者がSNSを通じて積極的に来院する傾向があります。

 

  • 過度な広告や誇張された結果のリスク ただし、SNSでの競争が激化する一方で、誇張された施術結果や過度な広告も増加しており、これがトラブルや誤解を招くケースもあります。患者はSNSでの発信を鵜呑みにせず、実際の技術力や信頼性も確認することが求められます。 

 

 

美容医療においては、技術力ももちろん重要ですが、SNSでの発信やマーケティング戦略が非常に強く影響している時代となっているようです。

美容整形業界では、SNSやインターネットで「バズる」ために、症例写真が悪用されるケースが増えているという懸念があります。この現象にはいくつかの問題点があり、患者や業界全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

  

1. 誇張されたビフォーアフター写真

一部のクリニックや美容外科医は、よりインパクトのある投稿を作成するために、ビフォーアフターの症例写真を過度に加工したり、誇張したりすることがあります。フィルターや編集ツールを使用して、実際の効果よりも大きく見せることで、潜在的な患者に対して期待値を高めようとする意図がありますが、これが誤解や不信感につながることもあります。

 

2. 無断使用された患者の写真

クリニックや医師が、患者の同意を得ずに施術後の写真をSNSに投稿するケースもあります。患者は自分の写真が公開されることを予期していなかったり、配信されている事実を知らされていないなど、プライバシーの侵害や法的問題に発展することがあります。

 

3. バズを狙った極端な手術事例

「バズ」を狙うために、極端な変化を伴う症例を取り上げることがあります。これは、劇的なビフォーアフターを見せることでSNS上で話題になることを目的としており、特に有名なインフルエンサーやモデルが手術を受けた場合、その効果が大きくなります。しかし、このような極端な事例は、一般の患者にとっては非現実的であり、過度な期待を抱かせるリスクがあります。酷い企画になると搾取した脂肪をニコチャンマークに見立てたりモラルが破綻しているクリニックも散見します。

 

4. 症例写真の捏造や他院からの流用

中には、他の医療機関や医師が施術した症例写真を無断で使用し、自院の成果として宣伝する不正行為も報告されています。こうした行為は、信用の問題を引き起こし、患者に対しても誤解を与えます。また、劣悪な技術を持つクリニックが自分たちの技術力を偽っている場合、患者は期待した結果が得られず、不満やトラブルが生じる可能性が高まります。

 

5. 心理的プレッシャーと不安感の増幅

SNS上の「完璧な外見」や「劇的な変化」を強調する症例写真は、他のユーザーに対しても「こうでなければならない」というプレッシャーを与える可能性があります。これにより、自己肯定感が低下し、不必要な美容整形を求める心理的プレッシャーを増幅させることも考えられます。外見至上主義を植え付けるような美容クリニックの広告もあらゆる場面で遭遇します。

 

対策と考慮点

  • 患者の同意の取得と情報管理: 症例写真を使用する際には、事前に患者の明確な同意を得ることが重要です。また、適切にプライバシーが保護されていることを確認する必要があります。
  • 誇張表現の抑制: 現実的な施術結果を見せ、過度な期待を抱かせないようにすることが、信頼関係を築くために重要です。
  • SNSの規制強化: 美容医療に関連するSNSの規制を強化し、誤解を与えるような投稿を減らす取り組みも進める必要があります。

SNSの影響力は強い一方で、誤った情報や写真の悪用が広まると、患者にとってリスクとなり得るため、正確な情報提供が不可欠です。

 

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美容外科医としての選択。

美容外科医として働く場合、勤務医開業医の選択によって、収入やリスク、メリットは大きく異なります。それぞれの形態の年収やリスク、メリットを以下に詳しく説明します。

  

1. 勤務医の場合

 

年収

  • 年収の目安: 2,000万円〜2億円
    • 要因: 勤務先の規模、立地、実績、経験によって大きく変動します。また、治療内容、契約金額によってインセンティブが支給される場合もあります。
    • 大手のクリニックになるとトップドクター(技術力・指名率・SNS貢献度)の年収は1億円、2億円以上の医師も実在しています。

 

メリット

  • 安定した収入: クリニックの経営リスクを負わずに、一定の給与と待遇が保証されるため、収入が安定しています。福利厚生(社会保険、退職金など)も通常提供されます。
  • 初期費用不要: 開業する際の大きな初期投資が必要ないため、経済的リスクを負わずに美容外科医として働くことができます。
  • 勤務時間の明確化: 多くの場合、勤務時間が規定されており、プライベートと仕事のバランスが取りやすいです。

 

リスク・デメリット

  • 収入の上限: 経験を積んでも、開業医に比べて収入の伸びしろが限られています。クリニックによってはインセンティブが付与されるものの、利益配分の影響は小さいです。
  • 経営権がない: 経営方針や施術内容に関して自分で決定する自由が少なく、雇用主や経営陣の方針に従う必要があります。
  • 競争: 人気の高い美容外科業界では、医師同士の競争も激しいため、個々の実績や技術力を高め続ける必要があります。

 

2. 開業医の場合

 

年収

  • 年収の目安: 2,000万円〜数10億円
    • 要因: 開業の成功度、集客力、リピーターの獲得、地域の競合状況などに強く依存します。高い集客力を誇るクリニックでは非常に高収入が見込めますが、逆に成功しない場合は経営が厳しくなることもあります。

 

メリット

  • 高収入の可能性: 自分のクリニックが成功すれば、勤務医の年収を大幅に超える高収入を得ることが可能です。特に都市部や人気のある美容クリニックでは、施術ごとに収益が直接反映されます。
  • 自由度の高い経営: 施術内容、料金設定、マーケティングなど、経営全般において自分で決定できる自由があります。独自のコンセプトで差別化することで、他のクリニックとの差別化も図れます。多店舗展開のしやすい科目とメニュー構成で大幅に売上を上げることも可能です。
  • ブランド構築: 開業医としての名声が高まれば、さらに多くの患者を引き付け、高収益を得ることができます。

 

リスク・デメリット

  • 初期投資が大きい: クリニックの開業には高額な初期費用がかかります。設備、広告、内装、スタッフの雇用などの経費が必要で、資金調達やローンが必要になることが多いです。
  • 経営リスク: 経営がうまくいかない場合、赤字経営や倒産のリスクがあります。特に競争の激しい都市部では、集客が難しくなる可能性もあります。経営失敗による借金や経済的な負担も発生します。
  • 時間的な制約: 経営者として、クリニックの運営やスタッフ管理、集客戦略などに多くの時間と労力を割く必要があります。治療以外の業務負担が大きく、休暇を取りにくいこともあります。
  • 競争と顧客満足: 評判や口コミが収益に直接影響を与えるため、常に高い顧客満足度を維持する必要があります。また、他のクリニックとの競争に勝つために、技術やサービスの向上が求められます。

   

3. 勤務医と開業医の比較

 

項目勤務医開業医
年収1,000万円〜2億円2,000万円〜数10億円
リスク経営リスクはほぼない経営失敗や初期投資のリスクが大きい
メリット安定した収入と福利厚生超高収入の可能性、自分の経営スタイル
自由度経営方針の決定権が少ない経営全般を自由に決定できる
労働負担規定の勤務時間、プライベートの確保経営や施術に多くの時間が必要

  

結論

勤務医は、安定した収入と生活のバランスを求める場合に適しており、経営にかかるリスクを避けることができます。一方、開業医は、超高収入や経営の自由度を求める場合に有利ですが、経済的・時間的なリスクが大きくなります。どちらを選ぶかは、リスクの許容度やキャリアプラン、生活スタイルの優先順位によります。

 

 

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急速に成長する日本の美容医療業界の光と影

美容医療業界は、ここ数年で急速に進化し、特に技術の進歩や需要の拡大に伴い、大きな変化を迎えています。しかし、その急速な成長は、メリットだけでなく、新たな課題や問題も生じさせています。美容医療業界に20年携わってきた筆者が「激動」とされるポイントを挙げ、それに伴うトレンドやリスクについて詳しく解説します。

Vector illustration of hands holding scalpels and syringes near woman face, symbol of plastic surgery

1. 技術の急速な進化

美容医療分野では、非侵襲的(手術を必要としない)治療法や、新しい技術の導入が増えています。これには以下が含まれます。

  • レーザー治療:シミ取り、脱毛、肌の若返りなど、レーザー技術が進化し、短期間で効果を得られるようになっていますが、業界の価格破壊により年々競争が苛烈になっている為、倒産も相次ぎ役務消化を受けられずトラブルに至るケースが多発しています。
  • フィラーやボトックス:ヒアルロン酸やボトックスなどの注射による施術が人気です。ダウンタイムが短く、手軽に見た目を改善できるため、多くの患者が求めています。気軽に取り入れているクリニックも多いですが、外科治療同様に注入治療にも塞栓等のリスクがあります。感染や塞栓が起きた際に迅速に対応ができる体制や薬剤の準備を起こったいるクリニックも少なくはないです。
  • 脂肪冷却・リフトアップ機器:手術を必要としない脂肪除去やフェイスリフト機器が進化し、手術に抵抗がある人々に人気があります。

技術の進化によるメリットとして、より短時間で低リスクな施術が可能になり、これまで美容医療に手を出さなかった層も、気軽に利用できるようになりました。

2. 美容医療の大衆化

美容医療が一般消費者層にまで広がり、手軽に行える施術が普及しています。特にSNSやインフルエンサーの影響で、美容医療は若年層にも広まりつつあります。このトレンドには次のような影響があります。

  • 需要の増加:美容医療クリニックの数が増え、施術の料金も以前に比べて手頃になっています。そのため、20〜30代の若者も、美容医療を気軽に利用するようになりました。
  • カジュアル化:注射やフィラーなどの「ライトな施術」が美容サロンや一般のエステティックサロンでも取り入れられ、一部の人々にとって「ちょっとしたメンテナンス」として日常的に行われるようになりました。

しかし、大衆化がもたらすリスクも無視できません。未熟な医師や悪質なクリニックが参入し、質の低い施術や安全性が低い施術を提供するケースが増加しています。

3. 規制の遅れと法的課題

美容医療の急速な成長に対して、法的な規制や業界ガイドラインの整備が追いついていないのが現状です。これにより、いくつかの問題が発生しています:

  • 資格の不明確さ:医療従事者でないエステティシャンが、美容医療に準じた施術を行っているケースが増えており、違法または無資格での施術が行われるリスクが高まっています。
  • 広告規制の不備:SNSでの誇大広告や、インフルエンサーが行う施術の宣伝に対する規制が緩く、消費者が誤った期待を抱くことが問題視されています。
  • 施術後のトラブル増加:安価な施術を求める患者が増加し、トラブルが後を絶ちません。修正が困難な失敗施術や、副作用による健康被害が報告されています。

4. 競争の激化と悪徳業者の増加

美容医療の市場が拡大する一方で、競争が激化し、価格競争や顧客獲得のために質よりも数を重視するクリニックが増えています。これにより、次のようなリスクが生じています:

  • 低価格競争:価格を下げるために、材料の質を落としたり、経験の浅い医師が施術を行うことで、トラブルのリスクが増しています。
  • 悪徳クリニックの増加:信頼性の低いクリニックが、SNSやウェブサイトを使って派手な広告を出し、短期間で患者を集めようとするケースが目立ちます。患者が施術後に不満を感じても、返金や修正が難しい場合があります。

5. 倫理的な問題と社会的影響

美容医療の急速な普及と進化は、社会的な影響や倫理的な問題も生んでいます。

  • 美の基準の画一化:SNSや広告を通じて「理想的な美の基準」が一部で広まり、特定の外見が美の標準として強調されることが問題視されています。これにより、自分の外見に強い不満を感じる若年層が増えています。
  • メンタルヘルスの影響:美容医療の施術によって一時的に外見が改善されても、根本的な自己肯定感の向上にはつながらない場合があり、過度に美容施術に依存する人も増加しています。

今後の展望

美容医療業界は今後も技術革新や新たなトレンドの導入によって成長を続けるでしょうが、その急成長に伴い、適切な規制の整備消費者教育が求められます。特に、安全性と倫理性を守りつつ、業界の健全な発展を促すための新たな枠組みが必要とされています。

消費者にとっても、美容医療を選ぶ際には慎重なリサーチと信頼できるクリニックの選択がますます重要になるでしょう。病気の治療ではないからと気軽にカウンセリングを受けてクリニックの言いなりになる情報弱者のままでいると取り返しのつかない事態に発展することを忘れずに慎重な判断が大切です。

美容外科医に忍び寄る悪徳医療コンサル業者を見極める方法

美容クリニックの開業ラッシュの裏に忍び寄る開業支援コンサルタントの存在をご存じでしょうか?

大手美容クリニックに勤務している医師に対して「短期間で大きな利益」「すぐに患者が増える」「先生の腕なら雇われで搾取されるのは勿体ない」「この機会を逃すと損をする」など、非現実的で確約も保証もない成功を約束します。

過度に魅力的な提案は悪徳コンサルタントの詐欺の兆候です。

今回のコラムでは実際に起きている手口の一部をご紹介します。

悪徳コンサルタントの手口①:高額な費用と中途解約の制限

1.不透明な料金体系

コンサルタントが事前に料金を明確に提示しないか、最初に「低価格」であることを強調し、契約後に追加費用を次々に請求する場合があります。初めての段階で費用が曖昧だったり、後から「必要な追加オプション」を勧めて高額になることがあります。

2.契約書に中途解約できない条項を含める

悪徳コンサルタントは、契約書に「中途解約不可」や「契約期間終了まで支払い義務がある」などの条項を盛り込むことがあります。これにより、顧客が不満を持ったり結果が出なかったとしても、途中で契約を解約できないようにします。成果が出ない場合でも院長の実力不足や協力体制の不備を理由に責任は負いません

3.初期費用が高額すぎる

「一括前払い」や「先に全額支払う」ことを求め、契約後に実際のサービスが低品質だったり、サポートが期待通りに行われないというケースがあります。この場合、すでに支払っているため、解約や返金が非常に難しくなります。


こうした状況を回避するための対策

1.契約書を細かく確認する

契約書に中途解約の条項があるか、またその条件が不利ではないかを確認しましょう。具体的には、解約時のペナルティや支払い義務がどうなっているかをチェックします。「中途解約不可」や「返金不可」などの条項がある場合は、慎重に対応すべきです。頑なに修正や要望を拒否する場合は即決しないでください。

また、サービスの提供内容が具体的に書かれているかも確認し、もし不明な点があれば、質問して明確にしてもらうことが重要です。打ち合わせ段階で議事録を作成し契約前に双方相違がないか事前に確認することが重要です。

2.分割払いを提案する

一括での前払いではなく、分割払いのオプションがあるか確認します。分割払いであれば、契約後に不満が生じた場合も、支払いを停止しやすくなります。また、初期費用が過剰に高額な場合、その理由を確認し、納得できる説明がなければ契約を見送るべきです。

3.契約前にコンサルタントの評価を徹底的に調査

コンサルタントの評判や過去の実績をオンラインやSNSで調べることが重要です。他の医師やクリニックからのレビューやフィードバックを参考にし、過去に同様のトラブルを抱えたクライアントがいないか確認します。医師からの紹介においてもトラブル事案は増えているので、必ず他社調査と相見積を取るようにしてください。

もし悪い評価やクレームが見つかった場合、特に中途解約のトラブルが報告されているなら、そのコンサルタントとの契約は避けたほうが良いでしょう。

4.契約前に弁護士や専門家に確認してもらう

高額な契約を結ぶ前に、弁護士や契約書の専門家に内容を確認してもらうことが有効です。特に解約条件や返金条件が不利な場合、その点を指摘してもらえるため、事前にトラブルを回避しやすくなります。

5.小規模のトライアル契約を依頼する

コンサルタントとの契約に不安がある場合、まずは短期間や小規模のトライアル契約を提案することも有効です。実際にコンサルタントのサービスの質を確認した上で、長期契約に移行するかを判断できるため、大きなリスクを避けられます。開業支援から運用までのパッケージ契約を強く勧められた場合は特に要注意です。


問題が発生した後の対処法

1.解約や返金を求める

中途解約が難しい場合でも、契約書に違反があったり、期待されていたサービスが提供されていない場合は、正式に解約や返金を求めることができます。まずは、文書で正式な解約通知を送り、問題を記録として残しておきましょう。

2.消費者保護団体や弁護士に相談する

法的に問題があると感じた場合、消費者保護団体や弁護士に相談することが有効です。特に詐欺的な契約や不当な契約条項が含まれている場合、法的な手段で解決を図ることが可能です。

3.口コミやレビューで情報を共有する

自分が悪徳コンサルタントの被害にあった場合、他の医師やクリニックに同じ被害が拡大しないよう、口コミサイトやレビューを活用して情報を共有することも有効です。これにより、他の人が同じトラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。


こうした対策を事前に講じておくことで、悪徳なコンサルタントによる高額な費用請求や中途解約ができない問題に巻き込まれにくくなります。

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美容看護師に向いている人の特徴|転職応募前に確認しておくべきポイントも解説

「美容看護師に興味はあるけど自分に向いているかわからない」と応募に踏み出せてない看護師さんも多いはずです。この記事では美容クリニックの採用経験者のキャリアアドバイザーが、美容看護師の向き・不向きがあるかの判断軸と応募前に明確にしておくべき転職時のポイントを併せて紹介します。

美容看護師に向いてる人の特徴

美容が好きでお客様にも美容知識を伝えるのが好きな人

美容看護師に向いている人の特徴として、美容クリニックの採用経験者のキャリアアドバイザーが口を揃えて答えるのは、美容に興味があることです。

オペ介助や皮膚科施術の手順、施術のメカニズムや禁忌などの知識を習得するということはもちろん、看護師さんもお客様に施術を提案する場面がございます。

例えば脂肪吸引のオペ介助に入った場合にお客様から圧迫着は最低何日まで着用が必要かなど、ダウンタイムの過ごし方を尋ねられたり、経過観察では通常の経過を辿っているのかなど、とても具体的なご相談を寄せられます。

脂肪吸引を受けたことのある看護師さんは、自身の施術経験からもお客様がどんな点に不安を感じるのかを踏まえて、自分ごとに置き換えて悩みを理解できるので親身に寄り添ったサポートができる印象がございます。

接客・接遇を苦に感じない人

病棟では接客・接遇以上に看護を優先すべきという共通認識のもと患者様と接していたとしても、美容クリニックでも同じことがあてはまるわけではございません。

決められた手順や規則通りに業務にあたっていたとしても、なにかがきっかけでお客様のご気分を悪くしてしまった際には自分が悪くなくても謝罪しなければならない場面があります。

SNSや広告撮影の協力に抵抗がない人

特に美容外科やアートメイクなど医師や看護師の腕が商品力となる施術においては、SNSを経由したカウンセリング予約の反響がとても大きく、どのクリニックでも新規集客の手段としてSNSを運用していることがほとんどです。

そのため、SNSにアップする動画や写真に抵抗なく出演できる看護師さんはとても戦力になります。というのも外科施術のオペの様子として、看護師さんの介助の様子が動画内に映り込むことがあったり、皮膚科施術でお顔は映らなくとも施術している雰囲気として撮影の協力をお願いされることが多々ございます。

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美容看護師に向いてない人の特徴

美容には興味ないけど楽そうだから興味がある人

美容医療のサービス自体にはあまり興味がなく、美容クリニックでの働き方に魅力を感じて応募している方は、面接でも志望度の低さが感じられてしまう傾向がございます。

美容医療といっても美容皮膚科や美容外科、AGAなどどんな診療科目をメインとするかによって、看護師さんの日々の業務内容はがらりと変わります。

美容クリニックは倍率も高く、人気求人であるためしっかりと入社後の実務を想像して、自分の適性やキャリアプランとの兼ね合いから、どの美容クリニックを応募したのか理由を明確にしておきましょう。

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接客・接遇の大切さを軽視する人

クリニックスタッフに求めるものとしてどの美容クリニックでも共通しているのは、お客様にていねいな対応ができるかどうかということが挙げられます。

クリニックによってはネットプロモータースコア(NPS)という指標を導入して、顧客アンケート調査からお客様の満足度がどれくらいかを測り、サービスや接遇に関する改善アクションプランを考えることに役立てているケースもございます。

NPS指標の導入が実施されるほど、クリニックの業績アップのためにはお客様のサービスに対する満足度が重要と認識されています。そしてお客様満足度を構成する主な要素の1つにスタッフの接客・接遇があげられます。そのため、採用の時点でホスピタリティ精神があり、ていねいな言葉遣いや気配りができる人物であるかどうかが合否の判断基準になっていることが多いです。

これまで接客や接遇が求められる仕事を経験したことがなく、具体的に何に気をつければいいのかわからないという方は、美容クリニックの本番の面接を受ける前に、ぜひ転職エージェントの面接対策を受けることをお勧めいたします。

美容クリニックの専門の転職エージェント「イデアヒューマンリソース」にご相談いただければ、美容クリニックの採用側目線で面接中の振る舞いや身だしなみの改善点をお伝えいたします。

過去、美容クリニックの面接で何社も不合格だった看護師さんで、キャリアアドバイザーによる面接対策を1度受けたことで、看護師さん自身が気づけていない改善点を把握でき、その後無事に内定獲得に至った実績もございます。

履歴書や職務経歴書の準備がまだできていないという方もご安心ください。書類作成に関しても転職のプロのアドバイザーがサポートいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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美容クリニックに入社後に早期退職しやすい人の特徴

美容看護師になった後の目標がない

美容看護師になることが目標にすり替わってしまい、美容看護師になった後の目標が立てられないというケースは、ミスマッチを感じて早々に退職に至ってしまう方が多い印象です。

美容看護師になりたくてとりあえず面接で受かったところに転職した方は、仕事を通して達成したいものやその先に目指したいキャリア目標がなく、仕事を続けるモチベーションが保てなくなってしまうのでしょう。

美容クリニックで長く続けたいのであれば、その仕事を経験した先に何があるかをしっかりと固めておくことをお勧めいたします。

キャリアプランそのものに悩んでいるなら

看護師としてのキャリアプランがしっかり固められていると、面接時の質問に対しても具体性をもった回答ができ、面接官からの評価も高めやすくなります。

美容クリニックへの転職を視野に入れていながら、その後のキャリアプランが立てられていない方は、クリニックに応募する前にまずは目標固めから始めることが重要です。

「今までの臨床経験からどのようなキャリアの広げ方があるのかがわからない」

「病院以外で働く看護師のキャリア事例を知りたい」

このようなことでお悩みでしたら「イデアヒューマンリソース」ではキャリアアドバイザーがあなたのご経験や希望している働き方などをヒアリングして、キャリアプランをともに考えます。転職を無理に勧誘することはございませんので、まずは相談だけでもお気軽にご連絡くださいませ。

美容クリニックの求人応募前に確認しておくべきポイント

ここでは「美容看護師への転職を視野に入れているけど、どんな特徴の美容クリニックに適性があるのかわからない」と悩んでいる方に、転職時のコツをご紹介いたします。

自分がやりたい美容をよく考えて応募する

美容クリニック未経験者であれば、美容医療の施術の中でも特に何にやりがいを感じるかを吟味するためにも、美容外科、美容皮膚科、その他のメニューを総合的に取り扱っている美容クリニックでまず経験を積むのも一つの選択肢です。

また幅広い施術のスキルを積むのではなく、アートメイクや美容皮膚科など特定のカテゴリに特化して専門性を高めて働くというキャリア選択もございます。

最終的にどのようなキャリアを目指したいかキャリアプランがしっかり定められていれば、どのような特徴の美容クリニックに応募すべきか、転職先の候補を絞ることができるはずです。

「美容看護師になりたいものの、その後のキャリアプランに悩んでいる」

「それぞれの美容クリニックの違いがよくわからないので、応募先を絞れない」

このようなことでお悩みの看護師さんは、美容医療業界専門の転職エージェント「イデアヒューマンリソース」にご相談ください。イデアヒューマンリソースでは、大手から個人クリニック、さまざまなカテゴリに特化したクリニックなど、美容クリニックの求人を豊富にご紹介可能です。

美容クリニックの勤務経験のあるキャリアアドバイザーが、あなたのお悩みに親身に寄り添って、ご希望の働き方や目指したいキャリア目標に合ったぴったりの求人をご紹介いたします。イデアヒューマンリソースでしかご紹介していない美容クリニックの求人もございます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

どのような働き方を求めているかを明確にする

美容クリニックという同じ業種であっても、クリニックによって理念やスタッフの働き方の方針はさまざまです。

仕事に対して何を求めているかは人それぞれ異なります。成長環境を優先したいか、介護や子育てと両立できる勤務時間、日数を優先したいかなど、転職する際は求人ごとの働き方にも着目して選考を受けることをお勧めいたします。

また、クリニックの規模によっても一日に担当させていただけるお客様の人数に違いが出てきます。一日に数百人のお客様のご来院があるクリニックでは、丁寧でありながらもスピード感を持ってご対応する必要がございます。

一方で一日のご来院数が数十人前後のクリニックでは、一日当たりの対応人数は少ないものの、お客様1人1人のお悩みをていねいに伺って最適な治療プランを提案したり、アフターケアなどしっかりとしたフォローを行える長所がございます。

しかし、いざ求人を探してみても「ネットに掲載している求人情報だけでは、働き方の実態はわからない…」と1人での転職活動に不安を感じてしまうこともあるでしょう。

美容クリニック専門で転職支援をしている「イデアヒューマンリソース」にご相談いただければ、プロの視点で求人情報の見方をお伝えすることもできます。

自分が想像していた働き方と転職後にギャップを感じてしまうことがないよう、美容クリニック勤務経験のあるキャリアアドバイザーに気兼ねなく、ご相談ください。

看護師さん一人一人の求める働き方や適性に合った、最適な美容クリニックの求人をご提案いたします。