ドバイで医師として働くには|日本人医師のニーズ・医師免許・就労環境を紹介
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近年、高収入・好待遇な医療環境を求めて、ドバイで働きたいと考える日本人医師が増えています。実際に、ドバイは中東の中でも特に経済が安定しており、医療レベルも年々向上。外資系病院や日系クリニックの進出もあり、日本人医師のニーズも高まっています。
この記事では、「ドバイで日本人医師として働くにはどうしたらいいのか?」という疑問に対し、ドバイという都市の特徴からドバイで働く日本人医師の価値、医師免許の必要性や就労環境にいたるまでご案内いたします。
ドバイはどんな都市か?|世界中のプロフェッショナルが集まる国際都市
ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)を代表する経済都市であり、中東のビジネス・観光・医療ハブとして急速に発展を遂げています。高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みと、税金の優遇、治安の良さが特徴です。
ドバイでは年々日本人の在留者が増えており、2023年10月時点で3,557人、2024年10月時点で3,771人と上昇傾向です。
最近は日本の企業がドバイに進出していることもあり、駐在員やその家族が多く住んでいます。また、観光業や医療、教育分野での就職や起業のために移住するケースも増えております。
人口増加に伴い、日本流&日本語での病院・クリニックでの対応希望者も多くなり、今後益々需要が伸びてくる可能性が高いとされています。
そのような環境の中で海外で働く場所として、ドバイを考えている方もおられるかと思います。次にドバイで働く場合の就業環境や日本では得られない恩恵を説明いたします。
ドバイの基本情報
所得税・法人税ゼロ(2023年から一部法人税導入)
多国籍な住民構成(人口の約9割が外国人)
英語が広く通じ、ビジネスの場では公用語に近い
ドバイは、アラブ首長国連邦にある都市で、居住者の9割が外国人、様々な国籍の方が住んでおられます。世界最大のショッピングモールであるドバイモール、世界一高い建造物のブルジュハリファ、世界最大の額縁としてしられるドバイ・フレームなど、いくつもの観光スポットがあり、コロナ明けの2023年は前年比19%増の1,715万人もの観光客が押し寄せています。
イスラム文化がベースにあるため、酒類は一般には販売されておらず、飲めるレストランやバーに限りがあることや、スーパーにはハラル用とその他で商品分けがされており、祝日は労働者の宗教に関係なく、ラマダンの時期は時短勤務があるなど、生活の中で宗教が色濃く感じられる場面も多く出てくるかと思います。
なぜドバイなのか?|医師にとっての理想的な環境
多くの国が医師に高い課税や長時間労働を課す中、ドバイは次のような点で医師にとって非常に働きやすい環境が整っています。
無税の高収入(所得税・住民税なし)
労働時間・休日がしっかり管理されている
医師の社会的ステータスが高く、待遇も手厚い
医療設備が最新、医療ITも整備されている
グローバルな患者層と働くことによるスキルアップ
様々なきっかけで海外での仕事を探す方が多い中、ドバイはやはり、「税金がかからない」という点で、ここ数年特に注目されています。
どのようなビザを取得するかにもよりますが、クリニックや病棟勤務の場合、労働者ビザが勤務先から発行され、日本でいう社会保険は会社が全額負担、所得税も市県民税もありません。
※会社登記の場合、法人税については日本よりもかなり低いものの昨年より発生し、申請の義務が課されました。
つまり、ドバイは「高収入・高待遇・国際経験」の3拍子が揃った環境であり、今後の医師キャリアにおいても大きな価値を持つ経験となるでしょう。
タックスヘイブン
様々なきっかけで海外での仕事を探す方が多い中、ドバイはやはり、「税金がかからない」という点で、ここ数年特に注目されています。
どのようなビザを取得するかにもよりますが、クリニックや病棟勤務の場合、労働者ビザが勤務先から発行され、日本でいう社会保険は会社が全額負担、所得税も市県民税もありません。
※会社登記の場合、法人税については日本よりもかなり低いものの昨年より発生し、申請の義務が課されました
治安の良さ
イスラム圏では宗教上お酒を飲まない為、飲酒ができるレストランは少なく、購入場所もかなり限られています。そのため、泥酔した人が少ない事については、かなり治安が良いと感じる事が多いです。
語学の壁が英語圏よりも低い
ドバイで働く方の多くが、日本と同じ非英語圏からの出身です。インド人が4~5割と言われておりますが、他にもアラビア語を母国語とするエジプト人・シリア人・レバノン人出身の方が多く、強い訛りの英語を耳にする機会が多くあります。
アラブ国民はアラビア語での会話を好みますが、居住者の大半が外国籍であることから、アラビア語が話せない人も多く、勤務先によっては英語だけでも全く問題ありません。
また、日本語訛りの英語を指摘される事はかなり少なく、非英語圏・訛りがあってもマイナスになりにくい・年収の高い勤務先が多い・という3つの条件がそろう国は貴重ではあります。
ドバイでの日本人医師の価値
3000人以上もの日本人が暮らす中で、日本人医師・は現在数名しかおりません。特に専門医をお持ちの先生も少なく、一般診療医もそこまで多くはありません。
どの患者を対象として勤務をしていきたいか、どんな風に働きたいかという点でご検討中の方は、一度ご相談下さいませ。
医師免許のみで働ける?ドバイで医師として働くには
日本の医師免許だけでは、ドバイですぐに勤務をすることができません。オンラインにて書類審査と試験を経て、ライセンス登録が可能となります。
個人で申請できるものですが、弊社にいらっしゃる方の多くが、全く情報がない・謎の却下・1年かけて行ったが未だに終了しない、と言ったご相談が来ることが多くございます。
理由として考えられる点として、日本とドバイでは、書類に求められる情報がかなり異なっており、日本の書類を英語に変換しただけでは認められない事が多くございます。また、必要な書類の情報も少なく、かつ書類審査には調査が入る事もあり、調査対応がうまくできなかったという例もございます。
最後に
「海外で働きたい」「日本で働くよりももっと稼ぎたい」そんな方にとっては夢を叶えられるかもしれないドバイでの勤務。
ドバイで日本人医師として働くには、ライセンスの取得、英語力の強化、就労先の確保が必要です。準備は大変ですが、高収入・国際経験・キャリアアップといった魅力的なリターンが得られます。
まだまだライセンス取得に挑戦される先生も多くない事、大学から入り直す必要や臨床研修も不要なため、比較的気軽にチャレンジしやすい国です。
まずは無料相談から、お気軽にお問合せ下さいませ。
参考▼
ドバイで医師や看護師として働くには?ライセンス取得の流れと必要条件を徹底解説
在ドバイ日本国領事館 ※ビザ・治安等様々な情報が公開されております