ドバイで日本人医師として働くには

ドバイでは年々日本人の在留者が増えており、2023年10月時点での人数は3,557人とされております。

最近は日本の企業がドバイに進出していることもあり、駐在員やその家族が多く住んでいます。また、観光業や医療、教育分野での就職や起業のために移住するケースも増えております。

人口増加に伴い、日本流&日本語での病院・クリニックでの対応希望者も多くなり、今後益々需要が伸びてくるかもしれません。

そんな環境の中で、海外で働く場所として、ドバイを考えている方もおられるかと思います。ドバイで医師として働く場合の、免許・ビザについてご案内いたします。

  

「ドバイ」とはどんな都市なのか

ドバイは、アラブ首長国連邦にある都市で、居住者の9割が外国人、様々な国籍の方が住んでおられます。世界最大のショッピングモールであるドバイモール、世界一高い建造物のブルジュハリファ、世界最大の額縁としてしられるドバイ・フレームなど、いくつもの観光スポットがあり、コロナ明けの2023年は前年比19%増の1,715万人もの観光客が押し寄せています。

イスラム文化がベースにあるため、酒類は一般には販売されておらず、飲めるレストランやバーに限りがあることや、スーパーにはハラル用とその他で商品分けがされており、祝日は労働者の宗教に関係なく、ラマダンの時期は時短勤務があるなど、生活の中で宗教が色濃く感じられる場面も多く出てくるかと思います。

 

どうして「ドバイ」なのか

◎タックスヘイブン

様々なきっかけで海外での仕事を探す方が多い中、ドバイはやはり、「税金がかからない」という点で、ここ数年特に注目されています。

どのようなビザを取得するかにもよりますが、クリニックや病棟勤務の場合、労働者ビザが勤務先から発行され、日本でいう社会保険は会社が全額負担、所得税も市県民税もありません。

※会社登記の場合、法人税については日本よりもかなり低いものの昨年より発生し、申請の義務が課されました

◎治安の良さ

イスラム圏では宗教上お酒を飲まない為、飲酒ができるレストランは少なく、購入場所もかなり限られています。そのため、泥酔した人が少ない事については、かなり治安が良いと感じる事が多いです。

◎語学の壁が英語圏よりも低い

ドバイで働く方の多くが、日本と同じ非英語圏からの出身です。インド人が4~5割と言われておりますが、他にもアラビア語を母国語とするエジプト人・シリア人・レバノン人出身の方が多く、強い訛りの英語を耳にする機会が多くあります。

アラブ国民はアラビア語での会話を好みますが、居住者の大半が外国籍であることから、アラビア語が話せない人も多く、勤務先によっては英語だけでも全く問題ありません。

また、日本語訛りの英語を指摘される事はかなり少なく、非英語圏・訛りがあってもマイナスになりにくい・年収の高い勤務先が多い・という3つの条件がそろう国は貴重ではあります。

 

ドバイでの日本人医師の価値

3000人以上もの日本人が暮らす中で、日本人医師・は現在数名しかおりません。特に専門医をお持ちの先生も少なく、一般診療医もそこまで多くはありません。

どの患者を対象として勤務をしていきたいか、どんな風に働きたいか、という所でご検討中の方は、一度ご相談下さいませ。

 

ドバイで医師として働くには

日本の医師免許だけでは、ドバイですぐに勤務をすることができません。オンラインにて書類審査と試験を経て、ライセンス登録が可能となります。

個人で申請できるものですが、弊社にいらっしゃる方の多くが、全く情報がない・謎の却下・1年かけて行ったが未だに終了しない、と言ったご相談が来ることが多くございます。

理由として考えられる点として、日本とドバイでは、書類に求められる情報がかなり異なっており、日本の書類を英語に変換しただけでは認められない事が多くございます。また、必要な書類の情報も少なく、かつ書類審査には調査が入る事もあり、調査対応がうまくできなかったという例もございます。

  

最後に

海外で働きたい・日本よりも稼ぎたい そんな方にとっては夢をかなえられるかもしれないドバイでの勤務✈

まだまだライセンス取得に挑戦される先生も多くない事、大学から入り直す必要や臨床研修も不要なため、比較的気軽にチャレンジしやすい国です。

まずは無料相談から、お気軽にお問合せ下さいませ。

  

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