韓国AB美容外科で学ぶ「前額リフト」|韓国オペ研修に参加して

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韓国技術研修 前額リフト

美容医療の現場で「若返りニーズ」が年々高まるなか、とくに40〜60代の患者様から注目を集めているのが“前額リフト”です。今回は、4月18日(金)に韓国の「AB美容外科」にて開催された、前額リフト技術の研修に密着してまいりました。

本記事では、参加者視点での学びと、今後日本国内の臨床に活かせる要点をお伝えいたします。

第一部:座学(手術の理論とデザイン設計)

韓国技術研修 前額リフト

午前9時30分よりスタートした本研修は、ト・キョンヒョン先生による前額リフトの理論講義から始まりました。解剖学的基礎に加え、前額リフトで得られる表情改善の意義や適応症例など、実践的な解説が中心でした。

また、講義は日本語通訳スタッフが常時サポートしてくださるため、語学の壁を感じることなく、学びに100%集中できる環境が整っていました。

第二部:前額リフトのオペ見学

韓国技術研修 前額リフト

10時30分からは、実際のモニターを前にしたオペ見学が開始されました。前額リフトの術野展開、剥離操作などといった細部までト・キョンヒョン先生がリアルタイムで説明してくださる形式。

とくに感銘を受けたのは、経験豊富な講師だからこそ可能な「時間をワープできる学び」でした。経験則に基づく要点だけを凝縮して伝えてくださるため、独学や遠回りを避け、短時間で効率的に技術と考え方を吸収できると感じました。

昼食を挟んで:午後の前額リフトのオペ見学

韓国技術研修 前額リフト

昼食休憩の後午後も前額リフトのオペ見学を実施。症例に応じて固定ポイントや剥離範囲を繊細に調整されている点は、経験豊富な医師だからこその引き出しの多さを感じました。

さらにこの研修では、参加者のレベルや課題に応じて内容を柔軟にカスタマイズしてもらえるのも大きな特長です。術式に関する質問にも講師が丁寧に応えてくださり、実際の悩みと照らし合わせながら理解を深められました。

質疑応答・記念撮影

韓国技術研修 前額リフト

最後の質疑応答では、ご参加いただいた先生方からも積極的に質問が飛び交い、術中の工夫や仕上がりを向上させるポイントについて、ト・キョンヒョン先生が丁寧に答えてくださいました。

質疑応答の後は修了証の授与と記念撮影が行われ、韓国の美容外科とのつながりを感じる非常に有意義な1日となりました。さらには「韓国で学んだ」という実績を証明できるブランディング効果も期待できます。

研修を終えて

今回の研修を通じて感じたのは、「顔面の上1/3の印象操作は、思っている以上に患者様のQOLに影響する」ということ。そして、韓国ではすでにスタンダード化している技術が、日本ではまだ浸透していない現状も再認識しました。

また、前額リフトに限らず、海外の先進技術を実地で学ぶことの重要性を再確認する1日でした。

参加されたドクターの方々からは、
「同じ志を持つ仲間とのネットワークが、単なる情報交換を超えてこれからのキャリアにおける刺激や連携のきっかけとなりました」
実際の韓国現場での臨場感ある対面形式の研修は、動画やセミナーでは得られない“現場の空気感”や“手技の繊細なニュアンス”が五感で体得できた」
といった声が寄せられています。

今後も、私たちは美容外科医の皆さまの成長と挑戦を支援する実践的な研修の場を継続的に提供してまいります。
技術だけでなく、志を共有する仲間との出会いが、次のステージへとつながる機会となれば幸いです。