美容クリニックの志望動機はどう書く?|美容看護師内定者の例文を経験別に紹介
美容クリニックの採用担当者は、志望動機からも自社にマッチする人材かどうかを見ています。志望動機は、応募書類でも面接でも必ずチェックされる重要な項目です。
そこで今回は、美容クリニックから内定を獲得された看護師さんの志望動機を経験別にご紹介し、知っておきたいポイントや面接での上手に伝えるコツも併せて解説します。
美容クリニックの内定率を上げる志望動機のポイント
美容医療業界に特化して年間1,000人以上の面接を行った経験を元に、内定者に共通する志望動機のポイントを5つ、解説します。
応募先の美容クリニックの下調べを入念に行う
志望動機を書く際に最も大切なこととして、数ある美容クリニックの中から「なぜその美容クリニックで働きたいのか」を伝えることが挙げられます。
そのためには、応募先クリニックの理念や最も強みとしている施術、今回募集の看護師に求められる役割を理解する必要がございます。
リサーチの仕方はその美容クリニックの公式ホームページ、SNSを隈なくチェックすることをお勧めいたします。もし仮に、公式ホームページやSNSを見ていればわかることを面接で質問してしまうと、事前の情報収集の甘さが露呈してしまい、あまりクリニックのことを知らずに応募しているんだな、という印象を与えてしまいます。
下調べを綿密に行うことは、履歴書に書く志望動機の内容に直結するだけでなく、面接中に深掘り質問があった際の回答など、応募先への興味や志望度の高さを示すことにも繋がります。
自分の原体験を元に美容医療への興味をアピール
特に未経験者の場合は、保険診療の病院ではなくなぜ美容クリニックを志望したのかの理由を尋ねられる場合がございます。美容医療に関心を持ったきっかけなど、自分なりのエピソードを添えられると良いでしょう。
美容クリニックの看護師は施術知識や機械の扱い方など、入社後に覚えなければならない知識量がとても多くございます。これまでに美容医療を受けたことがあったり、美容医療に興味を持ったきっかけなど自身の原体験を元にして、興味関心をアピールできるとより好印象です。
転職理由とその美容クリニックを選んだ理由に一貫性を持たせる
選考担当者は、応募者が職場とマッチし、長期的に勤務できるだろうか、という部分にも注目しています。「なぜ転職したいのか」「この応募者は自社で納得のいく転職を実現できるのか」という点を確認するため、転職理由とその美容クリニックを選んだ理由に一貫性があると、納得してもらえやすいです。
例えば、転職理由として「前職でAGA治療をメインに担当していたので、次は美容分野にチャレンジしたい」ということを伝えたのであれば、その美容クリニックに応募した理由としては「御社は美容皮膚科、美容外科での症例実績が豊富で、皮膚科メニューの施術や手術の介助など美容分野で今後経験を積んでいきたいと思い、応募させていただきました」などと一貫性を持たせるような伝え方を意識するとより良いでしょう。
応募先クリニックの実務でどう貢献できるのかを書く
募集要項には多くの場合、看護師の具体的な業務内容が書かれています。これまでの経験で培ってきたスキルや経験を、どのような場面でどう役立てられるかを伝えましょう。
自身が持っているスキルや経験を自分の言葉で関連付けて、どのように貢献できるかをまとめられると、美容クリニックでの業務を理解した上で応募したのだという印象を与えます。
志望動機をうまくまとめられないという方は、キャリアの棚卸しや添削など転職のプロに相談し客観的なアドバイスを受けることで大幅に改善につなげることができるでしょう。
志望動機の作り方がわからず一人で悩んでいる方は、美容医療業界に特化した転職エージェント、イデアヒューマンリソースのキャリアアドバイザーにご相談くださいませ。
【経験別】美容看護師内定者の志望動機の例文
次に、美容クリニック未経験者・経験者の志望動機の例文をご紹介します。
病院から転職する場合
貴院を志望した理由は、美容医療を通して、お客様の気持ちを明るくしたいと考えたからです。貴院では、お客様のお悩みに対し、お⼀⼈お⼀⼈に沿った美容医療を、最も効果的と思われる⽅法や技術を組み合わせて提供されておられる点、大変魅力的に感じております。
また私⾃⾝、ハイフやしみ取りレーザーなどの美容施術を受け、⾒た⽬だけでなく、⼼も明るくなった経験があります。8年の病棟経験を通して、多重課題を抱えながら優先順位を決め、効率的に業務を進めることを学んでまいりました。看護師としての経験とお客様の⽴場で悩んだ経験を活かし、お客様の不安や悩みに寄り添えることが強みだと考えています。 期待や不安を抱えるお客様のニーズに添って、学ぶ姿勢を忘れずに質の⾼い看護を提供し、貴院に貢献いたします。
美容クリニック経験者の場合
私は現在、美容クリニックの皮膚科ナースとして勤務しております。施術を通して患者様とのコミュニケーションなど仕事にやりがいを感じており、指名やリピーターも獲得してまいりました。
貴院では美容皮膚科から鼻整形、脂肪吸引など幅広い外科施術を行っており、また、医師から患者様の納得のいくまで説明があり、アフターケアの体制がしっかり整っていることも自身が提供したい理想の看護であると考え、魅力に感じております。
これまでの皮膚科での経験を活かしつつ、幅広い施術に対応できる看護師としてスキルアップし、貴院に貢献したいと考えております。
志望動機の書き出しや締めくくりの書き方がわからないという方は、参考までに以下のような文章構造を意識してまとめてみてください。
〈美容クリニック未経験者〉
①冒頭の書き出し
・転職で実現したいこと(未経験の仕事に就きたい理由)
・そう思ったきっかけ
②中間部分
・なぜ応募先クリニックを志望したのか、応募先クリニックでないとダメな理由
・前職から汎用できるスキルや転職のために努力していること
③締めくくり
・なるべく短期間で戦力になりたいという意欲など
〈美容クリニック経験者〉
①冒頭の書き出し
・転職で実現したいこと
・そう思ったきっかけ
②中間部分
・なぜ応募先クリニックを志望したのか、応募先クリニックでないとダメな理由
③締めくくり
・応募先クリニックで発揮したい能力や経験
面接での志望動機の上手な伝え方
志望動機の文章をわかりやすくまとめることももちろん大切ですが、伝え方が下手だとせっかく時間をかけて用意した志望動機でも面接官に熱意が十分に伝わりません。
オンライン面接ではメモを見ず、面接官を見て話す
オンライン面接で、メモを見ながら志望動機を話す様子を過去に何度かお見受けしたことがございます。話し方に抑揚が無く棒読みであったり応募者の視線から、大抵の場合は面接官にメモを読んでいることが伝わってしまいます。
内容がしっかりまとめられていても話し方に違和感を感じると、場合によってはコミュニケーション能力不足という認識を持たれてしまうこともございます。
伝えたい事柄をどうしても本番に緊張して忘れてしまいそうという人は、最低でも要点を絞ってメモをカメラ近くに用意しておくことをお勧めいたします。
結論から話して簡潔に伝える
わかりやすく話を伝えるために有効なのは、「〇〇のため御社を志望いたしました」などと話の結論を先に示すことです。結論の後でそう考えるに至った背景や理由を具体的に説明すると簡潔にまとまります。
結論が見えないまま話を進めてしまうと、同じような内容を繰り返していたり、面接官からも「結局、何が言いたいのかわからない」と思われてしまいかねません。
面接本番に緊張して忘れてしまうことが心配なら、面接前に流暢に話せるようになるまで何度も発声練習をしておくことをお勧めいたします。
美容クリニックの勤務経験が無くても、志望動機を伝える中で「どうしてもこの美容クリニックに入りたい」という熱意や覚悟が面接官に伝われば、ぐっと内定に近づきます。
面接中の話し方に不安がある方は、美容医療業界専門のベテラン転職アドバイザーに相談して、転職活動をスムーズに進めましょう。
美容クリニックの内定を獲得するには
美容クリニックの志望動機をまとめる際は、応募先クリニックのコンセプトなどを深く理解した上で、これまでに培ってきた看護スキルをどのように活かせられるかを伝えることが大切です。特に、美容クリニック未経験者は自身の経験を元に、自分の言葉で美容医療に関心が高いことを伝えられると好印象です。
・志望動機の作り方が分からない
・どんな風に企業研究をすれば良いのか分からない
・美容クリニックを転職先の1つとして検討中
・転職活動が不安・思ったように進んでいない…
・過去に美容クリニックへの転職活動に失敗した
そんな方は、是非一度美容医療業界に特化した転職エージェント、イデアヒューマンリソースにご相談ください。
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